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勉強酒場vol.12「夏の終わり秋の始まりに旨い酒」授業内容

夏が終わりそうで終わらない、秋が来そうでまだ来ない、ということで
「夏の終わり秋の始まりに旨い酒を探そう!」をテーマに9月の勉強酒場始まりました。

秋と言えば「ひやおろし」。
今年のひやおろしと一年熟成されたひやおろしの飲み比べ、
生酒をひと夏寝かせて秋に出荷されたお酒、など
秋の食材と共に飲んで頂きたいと思うラインナップでした。

そしてこの日は、4月と8月に勉強酒場に講師として来てくださった
御前酒蔵元 辻本店さん @gozenshu の「GOZENSHU9-ナイン-the final」で乾杯しました。
「9シリーズ」は、麻衣子杜氏が杜氏になって初めてリリースしたお酒、
15年前に宮酒が辻本店さんと出会ったきっかけのお酒でもあります。
多くのお客様に愛され、酒屋としてもたくさんの想いがあるお酒のひとつです。

*辻本店インスタグラムより*↓
【GOZENSHU 9(NINE)シリーズ終売のお知らせ】
今シーズンは「GOZENSHU 9(NINE)」の醸造を行わず、現在庫をもって終売とさせていただきます。
2008年のリリース時から15年、大変心苦しいご案内になりますが、終売にあたっての思いをお伝えいたします。

菩提酛を現代に復元した御前酒の名杜氏・原田巧が急逝した2007年は、日本酒業界が低迷していた時代でした。
残された辻総一郎、新杜氏に就任した辻麻衣子にとって、すべてが逆境でした。

そんななかで当時20~30代だった御前酒メンバーたちが、現状を打開するために考えつくして生み出した日本酒がGOZENSHU 9(NINE)です。

数字の9に込めたのは「いま自分たちにできる最高の酒(最上位の数字)」で同世代にもっと飲んでもらいたい、という思いでした。辻総一郎の大好きなビートルズの「レボリューション9」にあやかって、というのもひとつの理由です。
いまでは数字ラベルの日本酒はあたり前のようになりましたが、おそらくいちばん最初に印象的にあしらったのはGOZENSHU 9(NINE)です。

私たちがGOZENSHU 9(NINE)をリリースしたことによって少なからず日本酒の裾野が拡がったと自負しています。GOZENSHU 9(NINE)に興味を持っていただき、手に取り、口にしていただいた皆さまのお陰だと心より感謝しています。

それでもこの度GOZENSHU 9(NINE)を終売の決断に至ったのは、「ひとつの役割を果たした」、だからこそ「いち早く次に向かいたい」という思いがあるからです。雄町や菩提酛といった御前酒の誇りとするものを、もっとシンプルに発信したいからです。

突然のGOZENSHU 9(NINE)終売のお知らせとなり申し訳ございません。さまざまなご意見をいただくかと思いますが、何卒これからの御前酒にご期待くださいますと幸いです。

偶然にもこの日は「昭和99年9月9日」、まさに「9の日」でした。
ありがとうございました!

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