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勉強酒場vol.7「御前酒会」蔵元・辻本店 野田氏をお迎えして。

4月は2回勉強酒場がありました。
特別授業・御前酒会と称し、岡山より蔵元 辻本店・野田氏を講師としてお迎えし、
皆さまに御前酒の世界を楽しんで頂きました。

辻本店さんは、2022年の醸造より全量岡山県産の雄町で仕込を行っています。
最も強いこだわりを持っている蔵元です。
雄町米といえば岡山を代表する酒造好適米(酒米)。
長稈、大粒、晩成品種、米が軟らかで溶けやすく、濃醇な味の酒になるのが特徴です。
1月の勉強酒場「へい、おまち!(雄町)」でこの日の為に!予習をしております。

また、この1、2年で全量菩提酛(ぼだいもと)で醸す蔵となります。

<御前酒流・菩提もと>
かつて日本酒発祥の地・奈良で生まれた酒づくりの技=菩提酛の製法をベースに
先代杜氏、原田 巧が試行錯誤を繰り返して御前酒の蔵に適した製法として生み出した
新しい「菩提もと」。少量の米麹を水に浸け、乳酸菌を繁殖させ「そやし水」を作る。
乳酸が大量に生成された頃に一度、加熱殺菌し安全性を高めてから仕込水として使う。
※御前酒HPより抜粋

今回、蔵元より菩提もとで使う「そやし水」を送って頂きまして、
そやし水(乳酸水)と速醸酛の乳酸を水溶液にして飲み比べて頂きました。
明らかに違う味わいに皆さん驚きを隠せず。。。
そやし水の旨味がある乳酸が、「旨味があってキレがよい」酒を造るひとつの理由かな、
と思いつつ、野田さんの色々なお話に聞き入り、質問も多数あり、と
とても深い特別授業でした。ありがとうございました。

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