酒屋の嫁事情・日本名門酒会/全国大会に行く。
先日、マスクマン店主の代わりに、日本名門酒会の「全国大会」に足を運んだ。
全国の酒蔵が一堂に集まり、愛するお酒たちを酒販店に紹介するイベントである。
本来なら店主が絶対行きたいイベントなのだが、マスクマンなので仕方がない。
私が行って宮酒のお役に立つのかどうなのか、それは私のみぞ知る。
最初の会場は、各地方のこだわり食品(缶詰、チーズ、ナッツ、塩などなど)が並んでいた。
牡蠣缶やくさやチーズなど「酒の肴」たちを試食しながら、
なかなか普段はできない「お燗酒の飲み比べ」なんかもウキウキ楽しんだりして。
日本っていいな、なんて思いながら次の会場へ向かう。(やや千鳥足)
いよいよ酒蔵が集まるフロアへ。
たくさんの人で、こんなにたくさん酒屋さんがあるんだと驚いた。
皆さんどんなお酒をどんなふうにお届けしているんだろう、と聞いてみたくなった。
しかし誰一人として知ってる方はいないのでもちろん聞ける訳もなく、ブースを回り始める。
どこのブースにも、きっと酒造り一筋でやってこられたであろう年配の方が多い。
この業界に若者はいないのか。次世代の日本酒はどうなるのだろう、
なーんてまた余計なお世話なことを思いながら歩く。
そんな中、目に飛び込んだのは、私が最も興味がある「酒蔵が造る麦酒(ビール)」だ。
梅錦(愛媛県)のクラフトビールたち。
「酒蔵が造るビール?」なーんて思う方もいるかもしれない。(←マスクマン店主)
でも私は小西酒造の幕末ビール、スノーブロンシュ、ガーネットルージュ、ショコラプレミアムなど
どれも大変美味しいし、季節を感じるビールたちだと思っている。
だから「酒蔵が造るビール」、これはアリだと思う。
全種類試飲させて頂き、
「ブロンシュ(ホワイトビール)には伊予柑ピールが入ってるんだよ、愛媛だしね。へへ。」なんて聞いてしまったら、
何だかとっても嬉しい気持ちになり、自ら名刺交換をお願いしたくらいである。
●梅錦: http://www.umenishiki.com
●小西酒造: http://www.konishi.co.jp
色々回り、最後は辻本店ブースへ。
満月では大変お世話になりました。辻総一郎さんは相変わらずお忙しそうだ。
飲んだことのない御前酒アキヒカリを試飲させて頂き、
いいのかなと思いながら、店主の許可なく「私好み」のものを入荷することにした。
この全国大会では各蔵に「隠し酒」が用意されているそうで、こちらが「私好みの隠し酒」である。
渋いモスグリーンラベル、
宮川酒店/宮酒ワインバーにて登場予定です。お愉しみに!
すっかりほろ酔い、千鳥足。「酒屋の嫁」って(案外)楽しいな、えへへ。
「おんな酒蔵放浪記」これにておしまいです。ありがとうございました。