酒屋の嫁事情
思えば「酒屋の嫁」になって11年目である。ものすごい早さで時が過ぎていったのだ。
この11年何をしてきたのかな、と振り返る。
色んなお酒を飲み(お仕事ですから)、たくさんの人と出会い、時間を共有し、
「酒屋の嫁」になる前の自分の環境とはまた少し違った世界を見せて頂いたような、そんなイメージである。
一方「母」として、高齢出産なんてなんのその、この11年で3児の母になった。
本当は子供に対してこうしてあげたい、ああしてあげたい、なーんて思う事が山盛りなのだが、
スーパーママには程遠い私には現状で精一杯。
でも子供達の話だけはどんな時も、いや、なるべく耳を傾け、まず共感し、それから自分の思うことを伝えようと心がけている。
その位である。
あとは子供達が自分で楽しい、悲しい、色んなことを経験し、ゆっくりでいいので大きくなって欲しい。
そんなこんなで11年も「酒屋の嫁」をやっているので、私もすっかりいいお年頃なのである。
これからどんな事があるのかな。「振り返る」よりも「妄想」の方が得意である(笑)。
私は「宮酒ワインバー」を通してもっともっと色んな人や物と出会って行きたいと思っている。
きっとそれは「お酒」を通じて、かけがえのない自分の宝物になる、そんな気がしてならないからだ。
いつの日か「酒屋の嫁歴20年目である。」とかなんとか書いているのかな、ひぇ~・・・ゾッとする。
こういう恐ろしい妄想はやめにして、まずは目の前の「酒屋の嫁事情」を楽しむことにしよう。