酒屋の嫁ブログ

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【川西屋酒造さんで直汲みさせて頂く】丹澤山 足柄若水70

「いま酒屋に出来る事」を胸に日々過ごしているつもりですが、
アレヨアレヨと時間だけが急ぎ足で過ぎて行き、ココロと現実が置いてきぼりになっている、そんな気がしてなりません。
困ったな・・・困った時はお寺へ行こう!・・・いや、今は違う、「酒蔵へ行こう!」となりました。

この日、川西屋酒造店さんへ。
米山工場長とのお話の中で「直汲み、タンクまるごと飲み比べたら・・・」のお題を頂き、お酒好き(私)にはたまらない体験をさせて頂くことになりました。

一本のタンク、搾る場所で味わいが違います。
最初に出てくる「あらばしり」、次に出てくる「中汲み」、最後に圧力をかけて搾りきる部分「責め」の三段階に分かれます。
通常はこれらが混ざり一本のお酒となりますが、実はそれぞれ味わいが違うのです。
今回その3つの部分を自分たちで直汲みし、飲み比べを愉しんで頂く3本セットを販売できることになりました。

酒袋と呼ばれる布の袋に醪を入れ、槽の中に敷き詰めて上から圧力をかけて搾り出します。
優しく搾り出すため、雑味のない日本酒を造ることができる方法とのこと。
醪が入った酒袋を閉じて槽に積み重ねて行く。見た目より難しそうで、もし酒袋から醪がドバっとこぼれちゃったら積み上げたものがすべてが水の泡・・・と思うとチームワーク故、ドキドキが止まらない。
そんな一方で、槽から舞い上がるかの如く、醪の上品な香りに包まれて、こちらはウキウキが止まらない。ドキドキとウキウキで密かに忙しい。

▲槽は酒袋でいっぱいになりました。と同時にポタポタとあらばしりがタンクに
滴り落ちます。▼うすにごりです。

▼そして直汲みです。

▼店主手書きも貼らせて頂き完成です。36セット限定となります。
丹澤山 若水70 あらばしり、中汲み、責め3本セット+この酒の酒粕付き ¥5500(税込み)
※発送可能(送料¥1000)

お酒好きな方も、そうでない方も?是非この機会にお愉しみください。
この3つが混ざって正式にリリースされる丹澤山 若水70も一緒に味わうとより愉しいですね。もちろんご自身で3つをブレンドし、オリジナル若水を堪能されるのも良しです。

そして蔵の皆さま、とてもお忙しい中、このような機会と色々と細かな作業準備等をしてくださり本当にありがとうございました。

こうして有難いことに「酒」からパワーを頂戴し、「えっと何に困ってたんだっけ?」となった次第です。
困った時は、酒蔵からワイナリーかブリュワリー、またはお寺へ行こう!

ちなみに、ここ足柄上郡には実は5つも酒蔵があります。良い水と米に恵まれているのだなとつくづく豊かさを実感します。
* 中沢酒造(松田町)
* 井上酒造(大井町)
* 石井醸造(大井町)
* 瀬戸酒造(開成町)
* 川西屋酒造店(山北町)

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