【酒屋の長男とんきちの野望(のようなもの)】その後。
ある日の体育の授業でバスケに魅せられた酒屋の長男とんきちが、
中学校にはない男子バスケ部を作りたい!と言いはじめてから、
あっという間に時は過ぎ、とんきちは小学校を卒業し中学生になった。
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友人、保護者、ミニバスのコーチ、中井町会議員さん、中学校の教頭先生、校長先生、
たくさんの方を通して色んなお話をし、意見を交わし、
時代の流れとでもいうのかな、結果的にとんきち達の願いは叶わなかった。
でも、中学校からの丁寧な説明や姿勢が、子供たちを何となく納得させ
残念ながらもそれは決して不信感にならず、これも大人の道へのひとつかなとさえ思う。
どちらかと言うと、幸せだと思う。
昨年の夏、振り向くととんきちは私の背を抜かし、私がとんきちを見上げるようになった。
あんなに手がかかった幼少期を思い出しながら、
あの頃のママ歴4、5年の私に、こんな日が来ることを教えてあげたいと思った。笑
親になると自分の子供時代を思い出したり、
両親や祖母が自分に何をしてくれてたか分かるようになる。
「感謝」という言葉に尽きるのだ。
酒屋の長男とんきち、長女ちんぺい、次女かんこ。
三人それぞれ、全く違うタイプである。
私は母として、なるべくこの子たちの中に潜んでいるであろう宝の原石を見つけ出し、
見つからなかったら諦めてw、ひたすら応援しようと思う。
そしていつか誰か一人くらいワイン造りをしてくれないかと、
相変わらずの妄想が、今宵も繰り広げられるのだ。
ふふふ。