木花咲耶姫(コノハナ サクヤヒメ)というお酒
木花咲耶姫(コノハナ サクヤヒメ)という
御前酒蔵元・辻本店の女性杜氏・辻麻衣子さん(岡山県/辻本店)が
「女性」をコンセプトに、たくさんの想いを込めて醸したお酒がこの秋に出来上がります。
▲辻本店の蔵の中庭に古くよりほこらがあり、
そこに麹の神様である「木花咲耶姫様」が祭られています。
古事記や日本書紀に登場する神さまで、酒の神様・松尾大社様と兄弟、
麹の神様でもあり山の神様でもあるそうです。
そして桜の化身として有名な神様とのこと。
大変美しい女性であったと言われる「木花咲耶姫」。
麹の神様からの贈り物、目に見えぬその何かを頂戴し、
女性特有のやわらかさと芯の強さを兼ねそえた銘酒を、との思いから出来上がりました。
御前酒菩提もと・雄町米の純米大吟醸。
雄町米40%まで磨き、洗米から蒸し、仕込み時の放冷までほぼ手作業で丁寧に仕込まれています。
雄町米の米の旨み、菩提もとの乳酸による旨みがありながら、きれいな味わい。
手作業ができる限界の仕込みのだめ2400本の数量限定です。
造り手が想いを込めて造ったお酒を皆さまへお届けするのが酒屋です。
今回は「女性杜氏」が醸した銘酒を「酒屋の女性」が皆さまにお届けするということで、
熟成前の段階を試飲させて頂いたり、ラベルデザインの話合いに参加させて頂いたり、
蔵と酒屋(どちらも女性)が同じ思いを持って誕生した(する)お酒です。
※蔵での様子は、後日嫁ブログにてお伝えします。
女性に飲んで頂きたいのはもちろん、女性に贈られるお酒でもありたい。
もちろん男性にも「女性のやわらかさの中にある芯の強さ」みたいなものを
何となく感じながら飲んで頂けたら、、、このお酒も(私も)涙、涙、嬉しい限りです。
木花咲耶姫(コノハナ サクヤヒメ)と言います。
こちらは9/20(水)の新月・宮酒場にて、杜氏の辻麻衣子さんを岡山からお迎えし
初リリースとなります。私も愉しみです!
9/21(木)には、麻衣子さんと日本酒の会も小田原にて予定しております。
詳しくは嫁ブログにてお知らせいたしますので、この機会に是非どうぞ。
おまけのお話。
地元中井町に五所ノ宮神社(五所八幡宮)という神社があります。
毎年4月のお祭り(例大祭)は「かながわの祭り50選」にも選ばれ、桜と共に華やかです。
若かりし高校生の頃、この神社での結婚式(神前式)の巫女さん(アルバイト)などもさせて頂いてたりして。
今回、その五所ノ宮神社にも木花咲耶姫が祀られていると知った時、
きっと咲耶姫は天から私を眺め、
「この巫女さん、将来私に纏わるお酒と出会うのよね〜。」と含み笑いしながら、
こぼしちゃならぬとお屠蘇を必死に注ぐアルバイト中のわたしを見つめていたのかな、と
これまた大げさな妄想が繰り広げられ、何だか不思議な気持ちになるのであります。ふふふ。
▼五所ノ宮神社 春の祭典と境内