【新月・宮酒場-角打ち-】と【移動!満月・宮酒ワインバー@指帆亭】6月
6月も新月、満月と共にお酒をお届けしました。
【新月の夜にだって開くのです。新月・宮酒場-角打ち-】
親戚の文彦おじさんが作る中井産の空豆。
この時期、宮酒には欠かせないおつまみ。ビールもワインも日本酒も、どんなお酒とも連れ添えます。
そして満月は満を持して、指帆亭さんでの移動満月でした。
【満月の夜にだけ開くのです。満月・宮酒ワインバー@指帆亭】
お料理の素晴らしさはさることながら、素晴らしいロケーションの月見酒。
何とも豊かな月光浴でした。
そもそも、老舗で大御所というイメージの指帆亭さんと地味めな宮酒の出会いは3年ほど前。
いつも通り静かな宮川酒店にふらりとヌーヴォーを探しにやって来たお客様、
それが指帆亭のシェフでした。
店主も私も恐縮しながらも、シェフの気さくな人柄に「色んなワインが飲めますよ。」と
新月のお誘いなどしたりして。
するとある新月にシェフをはじめ、料理人、スタッフの方々といらっしゃいました。
色々お話していくうちに、昨年9月の満月・宮酒ワインバーのお料理担当を快諾して下さったのです。
※その様子はこちら→ ☆
そして「指帆亭から見る満月も綺麗ですよ。」とのお話から今回の移動満月が実現しました。
たくさんのお客さまに「この機会を作ってくれてありがとう」というお言葉を頂き、
酒屋ってこんなに「ありがとう」を言ってもらえるお仕事だったっけ?と、
酒屋の嫁歴(気づくとまさかの17年。えー!)、色々アレヤコレヤとございますが(毒は吐きません)
やってきてよかったなと、何だかしみじみ感慨深いものがありました。
・・・だって(やっぱり毒を吐きます)
「酒屋の嫁」になる前の私の酒屋のイメージは、
「ビール今すぐ持ってこーい!」みたいな、「はい、今すぐ配達します!」みたいな、
かなり昭和なステレオタイプではありますが、そんなイメージでした。
でもいいや。どちらも「酒屋」であることに変わりはないし、
60歳で「酒屋の嫁」引退って決めてるし、
自分の人生の中のひとときが「酒屋の嫁」であった、というのを愉しみつつ
これからもコツコツ宮酒らしく、地味だけど愉しくお酒をお届けしたいな、
・・・と、「酒屋の嫁事情」が頭をよぎった、そんな満月の夜でした。
本当にありがとうございました。