酒屋の嫁ブログ

嫁だから
みえること
嫁だから
たのしめること

  1. HOME
  2. ブログ
  3. ■酒屋の嫁事情
  4. 【酒屋の嫁事情】木花咲耶姫2019 -岡山へ行く-

【酒屋の嫁事情】木花咲耶姫2019 -岡山へ行く-

女性を想うお酒「木花咲耶姫」が誕生して3年目、

総会出席のため2年ぶりに岡山へ。

IMG_4170

 

辻本店(岡山県真庭市)の中庭にある「木花咲耶姫」様のほこら。

麹の神様でもある咲耶姫様からの贈り物、目に見えぬその何かを頂戴し、

女性特有のやわらかさと芯の強さを兼ねそえた銘酒を、との思いから出来上がる。

「女性杜氏」が醸した銘酒を「酒屋の女性」が皆さまにお届けする、というお酒である。

 

詳しくは過去の嫁ブログを。

●木花咲耶姫のはじまり  → 嫁、再び酒蔵へ行く理由

●木花咲耶姫の会2017 → お披露目会

●木花咲耶姫の会2018  → 2年目の姫酒です。

 

総会後は麻衣子杜氏を交えての懇親会。岡山の美味しいをたっぷり堪能。

そこには咲耶姫とそれを醸した杜氏さん。

そして各地からの酒屋の女性たちと集い、なんて贅沢なひと時だろう。

これからの木花咲耶姫の未来を想像しながら、岡山の夜は更けていったのだ。

58376522_2278882785465779_8322997564190228480_n

57232032_412058606249122_7246183223665885184_n

 

ぐっすり眠って目が覚めれば朝が来る。そしてやっとこの時がきた。

2年越しの思いがありまして今年こそ西粟倉村の「酒うらら」さんを訪ねると決めていたのだ。

57257062_380624959204050_4534302308460134400_n

 

 

出会いは3年前。大磯の湘南雑貨屋Saraさんで開かれたうららさんの日本酒出張バーである。

岡山から女性の酒屋さんが来るからご参加しませんか?と誘って頂いた。

当時の写真はこちら。

58003977_2010023792636199_4335271853221216256_n

57882604_2575568259123446_3460105093372706816_n

 

そして翌年、新月・宮酒場へやって来てくれた。

●その様子はこちら → 酒うららさんが新月・宮酒場へ参上

 

さて、今度は私がうららさんのお店へ行こう。

岡山駅から乗り換え含めて約2時間半。ローカル線に乗りのんびり北上する。

57234013_398923990659425_8948190123535630336_n

 

智頭急行の電車に揺られ1時間半。絶対に降りる駅を間違えてはいけないのに見事に間違えて

ひとつ手前の駅で下車をする。

なんか違う気がする・・・と周りを見渡し間違えたことを確認。次の電車は2時間後。

バスなし、タクシーなし、人なし。清々しい青空の下、久しぶりにドキドキする。

「でもここは日本」と訳のわからない応援を自分にし、隣駅まで歩くことに。たった3km。

57226421_1069072396613186_5421512629053030400_n

57154801_383492885571573_6789922173432627200_n

 

気持ちよく歩いていると、ぶらり途中下車の旅ならでは、粟倉神社に遭遇。

木花咲耶姫の前途を祈願し、お参りする。

57407364_2840480286177557_8950821985005338624_n

57484984_2427457913951661_7073274600607449088_n

57038322_2654004717949565_4888244447290064896_n

 

引き続き軽快に歩いていると、見ていたのかな?うららさんから「大丈夫ですか?お迎え行けますよ。」

との電話。迷うことなく「お願いします。」と伝える。

降りるべき駅は「西粟倉」でなく「あわくら温泉」である。

57125755_1988945537898697_8916528822925393920_n

57486647_1988945574565360_1423862382534328320_n

 

念願の場所へ到着。廃校となった旧影石小学校を再利用した「森の学校」。

そこに「酒うらら」の店舗がある。

57253391_1988945684565349_7993340072395014144_n

57079695_1988945734565344_3748298129078747136_n

57024077_1988945807898670_7040736508193538048_n

 

一つ一つのお酒を我が子の様に語り扱うその様子をみていると

この人は本当にお酒が好きでこれを伝えなくては、と酒屋になったんだなとつくづく思う。

「酒屋の仕事」を改めて教えてくれた方である。

58419429_2197868870306222_852557605325766656_n

 

そんなこんなで、1泊2日なんてあっという間に過ぎて行く。

でも、もはや妄想でなく現実に違う地に行けるようになるなんて

数年前の自分に教えてあげたい、と感無量。

ここまでくると、「酒屋の嫁」は悪くない、ではなく、

「酒屋の嫁」ってなかなかいい、と言える・・・かもしれない。

まだまだ続く、酒屋は続く。だから酒屋の嫁もしばし続く。

関連記事